日本からイノベーションを起こすために隙を探そう

自己満エッセイ第2弾でございます〜。第1弾はこちらからどうぞ!

ここ最近日本からイノベーションって生まれてなくないですか?iPhoneはアメリカだしAirbnbもアメリカだしUberもアメリカ。。アメリカばっかじゃん!GoogleもアメリカだしAmazonもアメリカだし、アメリカ強すぎ!!インスタントラーメンとかウォークマンを生み出していた日本は何処へ。。ということで、誰か日本にイノベーション起こして!という記事を書きました。

実は僕、イノベーションをテーマに研究するゼミにいるのでこういう話が好きなんで書いてみました!(変なゼミとか言わないでください!)

イノベーションとは?


タイトルの話をする前に「そもそもイノベーションってなんなの?」という方がいるかと思います。というか「イノベーションとは?」と聞かれて上手く説明できなくないですか??「車とかiPhoneみたいな大発明よ〜」という答えになっちゃいません?

イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明を指すと誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。–Wikipedia

Wikipediaでさえよく分かんないこと言っていますし、世界共通の定義とかも無いので難しいのも仕方ないんです。

イノベーションの定義 by MIT


そんな時に役に立つのがMIT(マサチューセッツ工科大学)による定義なんです。僕もこれを見た時に何となくイノベーションを知った気になれたのですが、、、

MITによるイノベーションの定義
Innovation(イノベーション) = Invention(発明) × Commercialization(商業化)

これです!公式ってだけでかなりスッキリしません?

「大発明をすればイノベーションだ!」と言うだけでは不十分ということなんですね。仮に空飛ぶ車を発明できた(Invention=100)としても、それを買ってくれる人がいない(commercialization=0)ならイノベーションとは言えない(Innovation=0)。沢山の人が買える様になって商業化できて初めてイノベーションなんです。Commercializationを「大衆化、広く知れ渡ること」と考えればもっと分かりやすいと思うんですけど、「沢山の人が使ってくれる(買ってくれる)発明」がイノベーション。

さすがMIT、スーパー賢い一流大学だけあって分かりやすい説明です。誰かに「イノベーションとは?」を聞かれたらこの公式を教えてあげましょう。ものすごい分かってる風を気取れるんで!

※とはいえ「これだけではイノベーションを語るには不十分だ!」という人たちもいるんで、そういう詳しい人達には直接教えてもらってください!


詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!



事例:中国と日本のキャッシュレス化

「イノベーションが何か」が分かったところで、今回のテーマである「日本でイノベーションを起こす条件」について話すためにある事例を紹介します。ここでは中国と日本のキャッシュレス化の比較、つまりどれくらい現金を使わずに決済をしているかを簡単に比べてみます。

中国の場合

最近のニュースでもよく目にするかと思いますが、今中国はものすごいキャッシュレス化が進んでいます。

WeChatPay(微信支付)とアリペイ(支付宝)というアプリがその代表格です。ご存知ない方は以下の動画を見てみてください。

めっちゃ未来で、めっちゃイノベーションですよね。これは中国のITのメッカである深センの様子ですが、この様な光景は中国のどの都市でも目にすることができます。


物乞い達もWeChatを利用しているのですからすごいです。

日本でのLINEの利用率は45%程度ですが、中国のWeChat利用率は全体の88%とえげつない数字です。

日本の場合

一方日本はというと圧倒的現金大国。モバイル決済は言わずもがな、クレジットカードの利用率でさえも他国と比べて圧倒的に低いです。

最近でこそ経産省などが関わる「キャッシュレス推進協議会」が動き出しましたが、今から日本独自の決済サービスでイノベーションを起こすのはなかなか難しいでしょうね。。色々と問題はありますが、モバイル決済を普及させたいならWeChat等を日本仕様に変えたほうがまだ良さそう。。アメリカだけじゃなく中国にも抜かされる日本。。

日本と中国の差

なぜキャッシュレス化において日本と中国ではこうも違うのか?僕が知っている限り以下の理由が挙げられます。

中国のキャッシュレス化が進む理由

  • 偽札がかなりの量流通しており、貨幣への信頼度が低かった
  • 決済に関する規制緩和の動きが早かった
  • スリや強盗が頻繁に起きる
  • モバイル決済事業者が金満企業
日本のキャッシュレス化が遅れる理由

  • 24時間コンビニでATMが使える
  • 治安が良いため盗難等の心配が無い
  • EdyとかSuicaとかそれっぽいものがもうある

それぞれ挙げていくとキリが無いでしょうが、よく言われているのが以上の理由です。



イノベーションは付け入る隙が鍵


イノベーションが起こるには、大発明だけではいけないというお話をしました。その製品・サービスが普及しなければなんの意味もありません。日本にも同じ様な決済サービスを作ることのできる技術力はもちろんありますが、普及させられる環境・普及させられる力が無かった為にこの分野でイノベーションを起こせなかったのです。

では、なぜ中国と日本にどの様な違いがあったのか?僕は「付け入る隙があること」が鍵だと考えます。日本と中国、それぞれの理由を見比べると決済分野における元々の市場の違いが明白です。偽札・強盗でカオスな中国と、安心安全で既に便利な日本。

元々の決済事情がガバガバだっただけに、中国人はその現状にうんざりしていたしとにかくその状態が良くなってほしい。もちろん、新しいものを使うということは非常に面倒くさいことなのですが、中国はそれ以上に決済・お金に不満を抱えていたからモバイル決済が受け入れられたのでしょう。モバイル決済ならお金を盗まれる心配も無いし、偽札をつかまされるリスクも無いですから。

一方日本はというと、既にあまりにも便利すぎたんですね。別に現金を使っていても不自由することはないから、面倒な思いをしてまで新しいものを使いたくはない。

もちろん法規制など決定的な理由もありますが、仮に日本で「QR決済!」と言っても使う人いなそうじゃありません??「決済事情がカオス」だという「付け入る隙」があったからこそ、その大発明が普及し中国はイノベーションを起こせたのです。

付け入る隙とは

僕の考える「付け入る隙」は「そこにいる人達が不便、問題に感じているもの」です。これは既にその環境に存在しているもので、社会とか文化とか法律とか固定観念とか色々あるのかなーと考えています。この不便の総量が多い程インパクトの大きなイノベーションになりそう。決済インフラなんてちょっと想像するだけでもバカでかいです。

なぜ日本はiPhoneを作れなかったのか


日本からiPhone(iTunes)が生まれなかったのも「付け入る隙」の見方で語ることができます。

2000年代初頭、ドコモのiモードはケータイ×インターネットにおいて当時世界一でした。大発明だったしみんな着メロとか取って普及もしていたので間違いなくイノベーションです。小学生の僕ですら知っていました。この時のiモードに付け入る隙なんて無かったでしょう。

一方、当時のアメリカの場合ケータイはあくまで「電話をするもの」でメール、インターネットはパソコン。「iPhoneは便利!」と分かる今だから言えることですけど、そんな市場ガバガバですよね。この「ケータイは電話するもの」という隙を見つけて、圧倒的大発明をしたのがApple。iモードで既にそこそこ便利だった日本からはそりゃ生まれないですよね〜

今の日本の付け入る隙は?


では今の日本の付け入る隙は何なのか?言い方は悪いですが、その隙につけこんだ大発明ができればイノベーションが起こせそうです。

バリバリの先進国である日本には「ガバガバの決済事情」や「ケータイは電話するもの」の様な付け入る隙はあまり思いつきませんが、少なくとも「高齢化」は最たるものではないでしょうか?事実ここまで少子高齢化の進んだ国は他に無いので間違いなく世界のトップランナーです。というか、高齢化はこれからどの先進国も直面する問題ですのでこのパイを取れれば世界を巻き込んだイノベーションになりそう。

でも少子高齢化を今解決できて嬉しいのって政府ぐらいな気がするので、一般人がどういう反応するかはまた別な感じもする。やっぱイノベーションって難しいですねー

まとめ

「付け入る隙を探そう!」要はこれが本記事で言いたかったことでした!

もちろんイノベーションはこんな単純なものではなく、色んな複雑条件が絡み合って起こるものです。それでも自分の周りに潜む大きな隙を見つけられれば、もしかするとそれはイノベーションの種かもしれませんね!



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